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エクアドル

「エクアドル」イメージ画像

南米大陸の国々をまたぎ、8000kmにもわたって南北に連なるのが、有名なアンデス山脈。人気テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」で、イモトアヤコさんが登頂に挑んだ南米大陸最高峰アコンカグアも、アンデス山脈の一部です。

アコンカグアは、チリ国境付近にあるアルゼンチンの山ですが、今日の主役はアルゼンチンではなく、エクアドルです。

ちなみにエクアドルにも、アンデス山脈の一部でチンボラソという山があって、標高は6310mと、アコンカグアの6962mには少し及びませんが健闘しています。

初っ端から大きく脱線してしまいましたが、早速エクアドルのコーヒーについて見ていきましょう。

エクアドルとコーヒー

エクアドルという言葉は、ズバリ赤道を意味しています。

赤道を挟んで北緯25度、南緯25度の間の、コーヒー生産可能エリアを指すコーヒーベルトのど真ん中、赤道直下にあるこの国も、当然コーヒー生産国であります。

エクアドルのコーヒー栽培は1860年ごろから始まったとされています。その後1900年代初頭より、病気による大損害を受けたカカオ豆に代わって、いよいよコーヒー栽培が活発になった経緯があります。

エクアドルでは、アラビカ種とロブスタ種の両方が栽培されていて、しかもロブスタ種の生産量は全体の約4割を占めています。

世界的に見ても、アラビカ種とロブスタ種の両方を生産しているのは15ヶ国ほどと言われているので、ましてや、これだけ大きな比率でロブスタ種を生産している国は珍しいと言えます。

エクアドルのインスタントコーヒー事情

国際コーヒー機構 (ICO) の発表によると、エクアドルのコーヒー豆の年間国内消費量は、2014年度で一人当たり590gと、日本の3.54kgには遠く及ばない量です。人口も1500万人程度ですので、国としてはそれほど多くの量を消費しているわけではないようです。

総生産量にしても、世界第3位のコロンビアの約20分の1程度と、コーヒー大国と呼ぶには規模が小さいのが現状です。

エクアドルでは、国内生産のコーヒー豆を、国内でインスタント用に使うのはコスト高となるという理由で、インスタント用の豆は遠いアジアのベトナムから輸入して国内で流通させています。

エクアドル産コーヒー豆の主な輸出先の一つは、意外に隣国のコロンビアです。コーヒー大国であるコロンビアが、何故わざわざ外国からコーヒー豆を買うのか、少し不思議な感じがしますが、理由は至ってシンプルで、エクアドル国内より高くコーヒー豆を買ってくれるからです。

コロンビア産のコーヒー豆は、世界の市場で高額で取引されている為多くが輸出に回されるため、エクアドル産のコーヒー豆は国内消費用として用いられているようです。

エクアドルはベトナムから、そしてコロンビアはエクアドルから、それぞれインスタントコーヒー用の豆を多く輸入しているのは興味深いポイントです。

おそらく、コーヒー豆の輸入コストや、自国のコーヒー豆の世界市場に対する競争力が関係して起こっている現象だと思います。

エクアドルコーヒーの注目すべき生産地

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主な生産地

マナビ県

エクアドル西部に位置し、太平洋に広く面したマナビ県では、エクアドル産アラビカ種の5割程度が栽培されています。

栽培環境としては、標高500~800m付近の海岸よりの低地で栽培されているコーヒー豆が主流です。特にアラビカ種の場合は、高品質なコーヒー豆を栽培するには標高の高さが条件の一つとされますので、スペシャルティコーヒーの基準を求めるには厳しいかもしれません。特定の銘柄としては「アンデス・マウンテン」が、日本でも広く流通しています。

ロハ県

エクアドルのアラビカ種は総じて低品質かというと、決してそういう訳ではありません。

エクアドル南部に位置するロハでは、国内のアラビカ種の2割程度が栽培されています。最も高い地点で2100mもの標高を持つ栽培地域を有しているので、その点において高品質なコーヒー豆の栽培が期待できます。

アンデス山脈の標高1,700mに位置するビルカバンバ村で栽培されているコーヒー豆は「ビルカ・マウンテン」という名前で日本でも流通していたりします。ビルカバンバ村は世界三大長寿村としても有名です。

ガラパゴス諸島

隔絶された環境の中で独自に進化をした生き物たちが数多く生息し、「進化の博物館」と呼ばれるガラパゴス諸島は、エクアドルの一部ってご存知でしたか?

実は、ガラパゴス諸島でも少量ながらコーヒーが栽培されているんです。しかし、栽培地の標高は350mほどで、その点では特別条件が良いとも言えませんが、その希少性も手伝って、ガラパゴス諸島で栽培されたコーヒー豆は高い値段で取引されています。「ガラパゴス・サンクリストバル」等が日本でも流通しています。

エクアドル産コーヒーの秘めた可能性

国全体として見た場合、エクアドルのコーヒー産業は南米の中でも決して大きいと言えず、品質の面でも隣国のコロンビアに先を行かれているのが、誰もが認める現状だと思います。

しかし、現在エクアドルでは、設備や技術の面でコーヒー豆の生産環境が急速に改善されていると聞きます。

加えて、アンデス山脈の火山灰を多く含み、コーヒー栽培に適した肥沃な土壌を持つ有利を活かして、今後、スペシャルティコーヒーとしてのブランド力を持ち、コロンビアに負けない高品質なコーヒー豆で、世界を驚かせる可能性は十分にあると思います。

Sho・ カプチーノ

Sho・ カプチーノ

5年前、大阪のとあるお店で飲んだ「一杯のコーヒー」に衝撃を受ける。
そこからコーヒーの魅力と奥深さにハマり、世界中のコーヒーに興味を持つようになる。

好きな言葉は「トントントン ヒノノニトン」

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